旅行前にどこのオペレータのSIMを購入するかと、どこのショップに行くかだけは調査しておきました。購入を決めていたオペレータはOrangeで、ショップはマドレーヌ広場近くにあるショップがホテルから近いようだったので、そこに行きました。ショップに入ったらBonjourと挨拶だけフランス語で後は英語でmobicarteを購入したいと伝えるとiPadの対応待ちリストに名前を追加されて、ちょっと待ってということになります。その間ショップに展示している携帯電話を見学していたのですが、どうもあの日本人の相手はだれがするのかで揉めているようでした。
結局、黒人のお兄さんが相手をしてくれることになり、mobicarteを購入したいことと、8日間利用したい事を伝えましたが、8日はないからと言われ1週間使えるようにしてくれと言ったら、OKとなりました。その他にはSIMかmicro SIMか、Internetを使うのかなど基本的なことを聞かれたと思います。要件が伝わったらPCの前に連れて行かれて、パスポートの提示を求められました。ホテル以外でパスポートの提示を求められたのは、ここと、Detaxの手続きをする時だけでしたのでご注意を。

相手をしてくれた、お兄さんは親切で開通の設定と1週間使うために必要なチャージの操作までしてくれました。Internetが使えるようになるのは20分後だと注意されます。値段はmobicarteが9.9 EUROで1週間使うために5EUROのリチャージカードで合計14.9 EUROになります。日本と比較すると激安と言えますが、後ほどこれでは不足ということが判明します。
データ通信を定額にするにはInternetMAXと言うサービスを申し込む必要がありますが、それには5EUROでは足りません。またInternetMAX自体は申し込んでから有効になるまで48時間かかると注意分がでるサービスです。(実質は1日で使えるようになる場合が多いみたいです。)そのため、別途ショップに行ってリチャージ分を購入する羽目になりました。また、InternetMAXの申し込みは#123#に電話して出てくるメニューから行うのですが、事前に調べて行った情報とは違うメニューが表示され、目的の設定がしばらく見つけられませんでした。最終的にはフランス語の辞書を引きながら格闘したのですが、ポイントは"suite"が「続く」を表す単語だということで、次のページに行くと目的のメニューに到達できました。これは後で調べて分かったことですがOrangeはメニュー構成を結構がらりと変えてしまうことで有名なオペレータらしいです。
もう1点、実際に使用する上で2Gの電波をつかんでほとんどデータ通信できない事が多く、スマートフォン側の設定で3Gデータ通信のみにする必要がありました。細かい点では他にも苦労した気もしますが、Google Mapsのナビモードがパリで非常に役に立ったので、まあ許せるのでした。