
しかしながら、自分の使い方を考えるとマクロに近い近距離撮影が多いので実は単焦点で持つには丁度良いのではないか、当然ですがSIGMAが実施したDPシリーズを持っているとキャッシュバックするというキャンペーンも購入の背中を押しました。
DP3 merrillの魅力は言うまでもなくAPS-C相当のイメージセンサーFoveon。固定焦点を生かし、チューニングのされたレンズとの組み合わせは時々凄いと思える画像を切り取ってくれます。

merrillになって画素数が上がったことで、もともと特徴的だった解像感もアップしています。この猫も毛の細部まで描写しきっていると思います。

ただし、欠点をあげる方が容易だと思える程に、他人に勧められないカメラでもあります。ちょっと、あげてみると
- フォーカスが極めて遅い
- 簡単に手ぶれする
- 暗所に弱い
- JPEG画質は駄目。RAWで撮影してPCで現像作業するのが前提
- 画像の記録時間が長い
- 電池が直ぐなくなる
フォーカスが遅いのはDPシリーズの中でもDP3に特徴的な欠点だと思います。AFリミテッドモードをつかい、焦点が合う距離を制限することで速度を上げるということをやらないと使えないくらいに遅いです。手ぶれ問題は他のデジタルカメラと違い手ぶれ補正が付いていないDPシリーズ共通の問題ではありますが、merrillになってイメージセンサーの画素数が上がったことと、他より焦点距離が長いレンズを搭載するDP3で顕著なのでしょう。暗所に弱いのはFoveonの特徴だと思いますが、RAW現像でがんばってなんとかしようとしても偽色がでることがあります。この写真はTokyo Game Show 2013で撮影した写真ですが、コンパニオンさんの目の辺りが緑がかっています。このような色がでることが時々あります。(ポーズを撮ってくれたコンパニオンさんごめんなさい)暗所で撮影する場合にはちゃんとストロボ焚くべきですね。

RAW現像必須はDPユーザは当然知っていて買っているので覚悟の上ではありますが、merrillシリーズになり画素数が多くなったため、PC側の処理能力が必要となってしまいました。自分はCore2DuoのMacBook Airを使っていますが、この機種ではちょっと現像処理に時間がかかりすぎとなってしまいます。(そして新しいPCが欲しくなるという地獄の連鎖が始まります 笑)記録時間が長いのは何とかなりますが、電池問題は油断していると痛い目に遭えます。もともと電池が2個付属しているのですが、カメラもって出かける時には2個ともフル充電しておく事が必須です。
やっぱり欠点を書く方が簡単にできてしまいましたが 笑、なにかフィルムカメラに似た魅力があるカメラなのです。現像するまでどんな絵が撮れているのかわかりませんが、時々本当に面白いが出て来ます。文句は書きますが、買って後悔はしていません。
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