2014年1月26日日曜日

Muleでスペルチェック機能を使う

最近、英語のメールのやりとりをする必要が増えてきたため、メールを送る前にスペルチェックを簡単にかける必要がでてきました。自分のメール環境はMule上でMewなので、Mule上でのスペルチェック環境を整えました。

cygwinでaspellをインストール

Emacs系(Mule)のスペルチェックはispellを使うと思っていたのですが、ネットで調査してみると最近はcygwinのaspellを使うようになっているようです。cygwinは既に使っていたので単にパッケージを追加すれば良いと思い、cygwinの setup.exeを起動してみたのですが、更新用のサイトに接続できません。そもそもインストールは出来ているのですから、接続できないはずがない。こちらも調べてみると、ある時からcygwinが64bit版と32bit版に分かれていて、setup.exeも別々になっていました。64bit版を新たにインストールし、aspellを追加、そしてMuleからの呼び出しのために環境変数PATHにaspellがインストールされているフォルダーC:\Cygwin64\binを追加します。32bit版用のパスが残っている場合には、それを64bit版に修正するようにします。

.emacsにaspellを使うように設定を変更

デフォルトのままだとMuleからスペルチェックを実行した際にispellが呼び出されることになっているので、.emacsでaspellを呼び出すように変更します。
;;
;; shell check
;;
(setq ispell-program-name "aspell")
(setq ispell-grep-command "grep")
(eval-after-load "ispell"
  '(add-to-list 'ispell-skip-region-alist '("[^\000-\377]")))

スペルチェックを実行する

後はスペルチェック機能を呼び出します。メニューからスペルチェックを呼び出したり、
M-x ispell-buffer 
を実行することでスペルチェックが実行できます。