2010年10月17日日曜日

ディスクIOの高速化

古いPCを高速化する為にメモリの増設は実施したが、次に効果的な方法としてはディスクIOの高速化が考えられる。最近はSSDの高速化が著しく進み、安価にもなって来ているので試してみる価値はある。但し、マザーボードはPCIバス(133MB/s)の物なのでそこで律速される事が予想されるが、それでも3倍近い高速化の可能性はある。元々接続しているHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測してみると以下のようになった。




先ずはディスクであるが最近評判の良いMicron Real SSD C-300採用の物を2台入手。サイズは64GBの物。近くの店で入手可能だったからこれになっている。


実際には、このドライブは今回の目的にはオーバースペック。SATA 6Gbs対応の物は不要ですが、将来本体を入れ替えた際にも使い続けることと、SSDの場合はスペックを落としても安い訳ではないという理由で購入を決断した。



将来PC本体を入れ替えたはやはり考えているので、使い勝手の面も考えて外付け形式とした。またドライブを2台購入したのはRAID構成としたかったためで、ケースとしてはセンチュリー裸族の二世帯住宅2.5を選択した。将来の事を考えればUSB3.0の物があればよかったが、商品として販売されていないので断念。(3.5インチの物は販売されている。)eSATA(150MB/s)が使えるのでPCIの機種には十分とも判断した。


ケースの裏はこんな感じになっていて、RAID設定の切り替えができるようになっている。ただし電源が入っている時にスライドスイッチを切り替えないと設定が反映されないようになっているので注意が必要。自分も設定が切り替わらないとハマってしまった。


先ずはRAID0設定、USB2.0経由でPCに接続してみる。ディスクフォーマットなどマニュアル通りにやるとドライブとしてWindows XPから見えるようになる。CrystalDiskMarkで早速速度を測定してみると以下の様になった。


USB2.0では60MB/s速度が規格上は出せるはずなので、もう少し速度が出る予想だったがコントローラの性能が出ないのだろうか。という事でeSATA接続にしてみる。マザーボードはSATA対応ではないので、PCI増設ボードを使用してみる。BUFFALO IFC-PCI2ESを購入して接続。


eSATA接続して、CrystalDiskMarkで再度計測すると以下のようになった。


PCIの速度を考えるとこのぐらいが限界か?ドライブの性能を考えるとRAID0としなくとも同じ速度が出ることが期待できる。という事でRAID1に切り替えて再度接続。再びフォーマットなどが必要だったが、うまく切り替えもできた。速度を再度計測してみると以下のような結果に。


書き込み側は少し速度が落ちたが、元のHDDと比較すると速度は倍以上。まあ十分だろうという事でRAID1で使用する事とした。

0 件のコメント:

コメントを投稿