2013年9月27日金曜日

ETロボコン

土曜日にETロボコン東京大会を見学に行ってきました。

ETロボコンとは

ロボコンには色々な種類があって、ETロボコン(http://www.etrobo.jp/2013/)はハードウェアのスペックは基本的に同じで組み込むソフトウエアの性能で勝負する形式のものです。そのため車検も厳格に実施されるそうで、車検後にいじると失格になってしまうそう。電池もオフィシャルサプライヤーの電池が支給されるそれを使うことになっています。(ちなみに私が見に行った大会ではPanasonicのエボルタが提供されていました)

デベロッパー部門とアーキテクト部門

競技はデベロッパー部門とアーキテクト部門の二種類があり、アーキテクト部門は今年から設置された新しい部門とのこと。
デベロッパー部門はライントレースのタイムを競うものです。コースは前半のベーシックステージと後半のボーナスステージから構成されていて、前半が通常のライントレースでここをクリアすればゴールと認められ、基礎タイムが決まります。後半のボーナスステージを中心に各所にボーナスポイントが設定されていて、クリアするとゴールタイムから時間が減らされます。そのため成績としてはマイナス時間がありえて、幾つかのチームがマイナス時間でゴールしていました。競技は自体は二チーム一組で行い、インコースとアウトコースでボーナスポイントとなるイベントが異なります。一チームに回の走行チャンスがあり、その合計で成績が決まるようです。写真は最後のボーナスポイントで壁にぶつけずにロボットをキチンと車庫入れするというものです。


アーキテクト部門は今年から新たに設定された部門で、ベーシックステージ同様のライントレースが前半にありますが、後半は内容が決まっていません。出場各チームが企画、設計した内容をデモ走行し、そのデモ走行に対して審査員が点数をつけるというものです。さすがに、初めてなので色々な意味でぐたぐたな面が見られましたが(笑)、チームの個性が本当に出ていて全国大会ではかなり面白いものが見られるのではないかと期待できました。

レベルは結構高い

実はそんなに期待しないで見にいったのですが、予想よりもはるかに楽しめました。しかも、レベルが結構高い。ライントレースなんかもスムーズに進めるチームが結構多いです。レゴマインドストームをちょっと扱ったことがある人ならわかると思いますが、単純にトレースすると右と左の車輪が交互に動く感じで非常にぎこちなく、しかもスピードが全くでません。センサーの使い方やアルゴリズムも結構練られているものと推測でき、ぽっと出のチームが上位に入ったり、予選を突破して全国大会に行くのは非常に厳しそうです。東京大会は結構企業からの参加者が多いのですが、業務をやりながらこれに挑戦するというのは相当大変そうです。

全国大会はどうなるのか?

ということで、予選大会を勝ち抜いてきたチームが集まる全国大会はどの位のレベルになるのか、ちょっと気になっていたりします。予定があったら、ちょっと見に行ってみてもいいかも。

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