2014年2月1日土曜日

MewでNTLM認証に対応するには?

あるとき突然メールが出せなくなった

自分のメール環境はMeadow+Mewとなっていますが、あるとき突然
"No SMTP AUTH available!"
というエラーメッセージが表示されメールの送信ができなくなりました。POPによるメールの取得はできているので、SMTP側に限った問題のようでしたが、何故、さっぱりわかりませんでした。

SMTP認証方式が変わった?

特にSMTP側が変更になるというアナウンスは無かったため、まずは何が起こっているかの解析を行うことにしました。具体的にはWireSharkを使い、パケットキャプチャーしてSMTPプロトコルでどのようややりとりになっているかを見てみたのですが、意外なことにクライアント側から通信を切っている(QUIT)ようでした。余計訳がわからなくなったのですが、よくよく見ていくとEHLOコマンドのレスポンスの中に
SMTP-AUTH NTLM
というのが含まれています。Mewのソースコードを読んだ訳ではないのですが、どうも、ここを見てMewがサポートしている認証方式CRAM-MD5, PLAIN, LOGINのどれでもないためエラーとしているようなのです。そう考えるとエラーメッセージも納得できます。
ここまで分かった時点で、ついにMewを使う限界がきたか、Outlookに移行せざるを得ないかと思い、メールデータの移行方法を模索し始めました。

よく考えるとおかしい

Mewが扱っているmh形式のメールデータを、どうOutlook 2010でインポートするのかというのも結構面倒な問題で、ネットの情報をあさっていたのですが、その過程で「よく考えるとおかしいぞ?」ということに気づきました。そもそもMeadow+Mewを動作させているPCはキチンとドメイン参加しているPCなのです。NTLM認証なら問題なくサーバと通信できるはずです。Mew側が変な認証手続きをしようとしなければ通信できるはずということで、回避方法を探したら準備されていました。解決策は.mewに
(setq mew-use-smtp-auth nil)
を追加することでした。うーん、すぐにここにはたどり着きませんよと文句を言いたいところではありますが、これでメールが送信できるようなったので、まあよしとします。
 

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